Accessでフィールドに値の範囲を指定する方法

こんにちは!大阪市を拠点に活動している『縁紡ぐ』の稲垣です。

SWELLを使ったホームページ制作や、Excel、ACCESS、RPAなどのシステム開発を行っています。
また、Excel、Word、Outlookの研修や、情報セキュリティ研修も行っています。身近なITの相談相手になりたいと思っています。

お気軽にお問い合わせください。

目次

フィールドで値の範囲を指定する重要性

Accessで値の範囲を指定することは、データの品質を保つために非常に重要です。例えば、テストの点数がゼロが最低なのに、-10点とかマイナス入力はないはずが、マイナス入力されてしまった。

入力画面でちゃんと制御してないと、誤ったデータが反映されてしまう😢

なんていうことを防ぐために、入力規則による値の範囲指定がおすすめです。

設定方法

フィールドを選択する

数値で範囲指定(数値型、通貨型、日付/時刻型,論理型)できるフィールドをクリックして選択します。

入力規則の設定

ここがポイントです!プロパティシートの「入力規則」フィールドに範囲を指定します。例えば、点数を0から100点の範囲に設定したい場合、以下のように入力します。

>=0 And <=100

 エラーメッセージの設定(任意)

「入力規則メッセージ」に、ユーザーに表示したいエラーメッセージを設定します。例えば、「0から100の範囲内の値を入力してください。」などです。

エラーメッセージは独自に設定しなくても、ACCESSがエラーメッセージを表示してくれます。
ユーザーに分かりやすくするために、使うって感じです。

エラーになるか検証

それでは、データシートビューにして範囲外である数値を入力してみましょう。

見事エラーメッセージが表示され、修正を求められるようになりました!

エラーメッセージを指定していない場合

エラーメッセージを指定していない場合に、ACCESSが出してくれるエラーメッセージは、こちらになります。

分かりにくいと思うので、エラーメッセージは設定しておくことをお勧めします!

エラーメッセージは設定しよう!

SQLで入力規則外の数値は更新できる

この設定は、入力規則の設定なので、プログラムの不具合で範囲外の数値をSQLの発行で書き込みすることができます。

入力規則を設定したから、絶対に間違ったデータが更新されない!という保証はありませんので、プログラムは気を付けて作りましょう!

まとめ

Accessでフィールドに値の範囲を指定する方法を紹介しました。このテクニックを使うことで、データの品質が向上し、業務の効率化が図れます。ぜひ、活用してみてくださいね!

記事を書いた人

稲垣

  • Excel、ACCESSでのシステム開発が得意
  • ITスキルを共有し実践的に学びながら成長する人を見るのが幸せ
  • 自家焙煎するほどのコーヒー好き
  • 使用言語 VBA、Python、Javascript、Java、HTML、CSS etc.
  • 保有資格 Kintoneアソシエイト、日商簿記検定2級、マンション管理士、管理業務主任者、情報セキュリティマネジメント、ExcelVBA etc.
  • 業務フロー図の作成や業務時間分析を通して、効率化ポイントを探る人
  • お客様にとって本当に良いことかを第一に考える人
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