パソコンのオンオフって、普段パソコンを使いこなしている方からすれば、意識せずにできる簡単な動作ですよね。
しかし、パソコン初心者からすれば、”あれ?どこ押せばいい?”とわからないため、電源の入り切りでさえ難しく感じてしまうこともあります。
今回は、基本操作である電源の入れ方、切り方について解説します。
初心者の方にはもちろん、パソコンを使い慣れている方も、自分の入れ方や切り方が本当に正しいのか?また、電源の切り方にはいくつか種類がありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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正しい電源の入れ方できていますか?

いきなりですが、あなたはパソコンの電源正しく入れることできていますか?
間違った電源の入れ方をしていると、パソコンの調子が悪くなる原因になってしまいますので、正しい電源の入れ方を覚えましょう。
正しい電源の入れ方は下記の通りです。
・電源ボタンを押して1秒程度待つこと
・電源ボタンの2度押しは絶対禁止
少し、難しい話をしますが、パソコンが起動すると最初にマザーボード上のCPUからROMという部品にアクセスするところから始まります。
ハードの部品が正しく制御できるかなどのチェックが行われています。
例えば、車の教習所で車に乗る前にウィンカーがつくとかヘッドライトがちゃんとつくとかそういった部品がちゃんと動くかどうか確認しますよね?
同じようなことがパソコン内でも行われています。せっかく、パソコン内でチェックをしている最中に、電源の2度押しをして電源を切ってしまうと、パソコンの不調の原因になってしまいますので、絶対にしないでくださいね。
1度ぽちっと電源ボタンを押したら、10秒程度は気長に待ちましょう。画面の変化やランプの点灯などがなく、変化が全くない場合にだけもう一度電源を押しましょう。
電源の位置

さて、パソコン電源の位置を確認をしておきましょう。
パソコンの電源は、ノートパソコンとデスクトップパソコンによって位置が異なります。
また、パソコンの機種やメーカーによっても異なる場合があります。
上記の電源ボタンマークを探してみましょうね!!
ノートパソコンの場合
ノートパソコンの機種によって電源の位置は異なりますが、キーボード上部の左右どちらかに配置されていることが多いようです。
機種によっては、パソコンの側面部分に搭載されている場合もあります。どこにあるか確認しておきましょう。

デスクトップパソコンの場合
デスクトップパソコンの場合、パソコン本体のみならず、キーボードやリモコンなどに電源ボタンが搭載されていることがあります。
また、パソコンとディスプレイが分離しているモデルの場合、ディスプレイ側の電源も忘れずに入れる必要があり注意が必要です。
一体型モデルの場合は、ディスプレイ側に電源が搭載されている場合もあるため、どこに電源が配置されているか、事前に電源マークを確認しておきましょう。

電源を切る方法には種類があることを知っていますか?

パソコンの電源の入れ方と違い、電源を切る際は電源ボタンを押してはいけません。
パソコンの電源を切るにはマウスやキーボードを操作して、パソコンにシャットダウン※の指示を送る必要があります。
普通の家電製品のように 電源ボタンを押して電源を切るのではないので、初心者の方はとても戸惑ってしまいますね。一緒に正しい電源の切り方について学んでいきましょう。
※シャットダウンとは、起動しているアプリケーションやWindowsを終了させ、電源を切断した状態にすることを指します。
さて、またここで質問ですが、あなたはパソコンの切り方に種類があることをご存じですか?
パソコンの電源を切る方法として、以下の2種類があります。
・通常のシャットダウン
・完全シャットダウン
えっ?!完全なシャットダウンってな~に?
いつも自分が行っているシャットダウンはどちらになるの?
確認しながら参考にしてみてください!
通常のシャットダウン

パソコンから電源を切る操作をした場合、動作に関する情報が保存されてから、電源が切れます。
次回電源投入時は、前回保存された情報を読み込んで起動します。
この機能を「高速スタートアップ」と呼び、電源を入れた際の起動時間を短縮してくれるため、起動が速くなります。
では、通常のシャットダウンの方法について説明していきます。
1.スタートボタンもしくはスタートメニューからのシャットダウン
みなさんが行っているシャットダウンの方法でこの方法が、一番行われているのではないかなーという方法です。

キーボードにあるWindowsロゴキーを押す、もしくはパソコン画面上にあるWindowsロゴメニューをクリックします。

電源ボタンマークが画面に表示されてくるので、電源ボタンマークをマウスでクリックもしくは右クリックします。

このようなメニューが表示されてくるのでシャットダウンを選択しましょう。これでシャットダウンができました。
2.「Alt」キー+「F4」キーからのシャットダウン
次はショートカットキーを使ってシャットダウンしてみましょう。

画面にカーソルがある状態で、キーボードの「Alt」キーを押しながら、「F4」キーを押します。同時押しです。

「Windowsのシャットダウン」画面が表示されたら、ボックスの中から「シャットダウン」をクリックします。

「OK」をクリックすれば完了です。
3.「Ctrl」キー+「Alt」キー+「Delete」キーからのシャットダウン
これもショートカットキーからのシャットダウンです。

画面にカーソルがある状態で、キーボードの「Ctrl」キーと「Alt」キー、「Delete」キーを同時に押します。

画面右下部の電源をクリックするとシャットダウン完了です。
この、「Ctrl」キー+「Alt」キー+「Delete」キーからのシャットダウンの方法は絶対に覚えておいてほしいショートカットキーです!
なぜかというと、パソコンを使用していると画面が固まることがあります。このとき、マウスやWindowsロゴキーを押しても、うんともすんとも反応しなくなるときがあります。
そんなときでも、この「Ctrl」キー+「Alt」キー+「Delete」キーを押すことで画面が上記のように切り替わりシャットダウンすることができるようになります。
ぜひ、覚えておいてください!
4.電源ボタンの長押し・バッテリーをはずすシャットダウン
次は、電源ボタンを長押ししてシャットダウンしたり、バッテリーをはずして無理やり電源を落とす方法です。
覚えていてほしいのですが、パソコンがフリーズして、上記でも説明した
「Ctrl」キー+「Alt」キー+「Delete」キーを行っても全くきかない・・・
ほんとどうしようもない・・・・・
という時にだけ使う方法です。最悪、ハードやソフト両方に不具合をもたらす原因になりかねませんので最終手段です。普段にはくれぐれもこの方法で電源を落とさないでくださいね。
・電源ボタンの長押しは通常5~10秒ほど押せば、Windowsがシャットダウンできます。
完全なシャットダウン

さてさて、みなさん普段行われているシャットダウンは上記のようなシャットダウン方法だったと思います。しかしシャットダウンには種類があるのです。
通常のシャットダウンのところで説明した通り、普段のシャットダウンは高速スタートアップ機能を使用して電源を落としていました。
これから説明する完全なシャットダウンでは、パソコンの高速スタートアップ機能を使用せずに電源を切断するため、動作状態は保存されません。
次回電源を入れた際は最初から読み込みが開始されるため、起動するまでに時間がかかります。
パソコンの動作が不安定なまま通常のシャットダウンを実行すると、不安定な動作の情報がそのまま保存され、次回起動時も動作が不安定になってしまいます。
完全シャットダウンを行うことで動作情報を保持しないまま終了させられるため、次に電源を入れた際にパソコンの動作が正常に戻っていることもあるのです。
「Shift」キー+「電源ボタン」から完全なシャットダウン
完全なシャットダウンって難しそう・・・・・
いいえ!とっても簡単なんです!

「Shift」キーを押しながら「電源ボタン」をクリックしてシャットダウンするだけです。
ちなみに再起動は完全なシャットダウンのことですので、パソコンの調子が悪いな~と思ったらまず再起動を行ってください!
常に完全なシャットダウンしたい場合
シャットダウンをするときに「Shift」キーを押しながら電源ボタン押すのを忘れてしまう~って方は、設定することで常に完全なシャットダウンを行うことができます。

コントロールパネルをクリックして起動させてください。

この画面がでてきたら、ハードウェアとサウンドをクリックします。

この画面がでてきたら、電源オプションをクリックします。

この画面がでてきたら、電源ボタンの動作の選択をクリックします。

この画面がでてきたら、現在利用可能ではない設定変更をしますをクリックします。

この画面がでてきたら、おそらく高速スタートアップを有効にする(推奨)にチェックが入っていると思います。そのチェックを一度クリックしてはずしてください。

チェックがはずせたら、変更の保存を押して完了です。
あなたのパソコン、長時間スリープ状態にしていませんか?
次に使う時に、起動までの時間を待つのが面倒だからといってスリープ状態で放置し続けていませんか?
スリープ状態は消費電力は抑えることができますが、パソコンはずっと起動したままの状態です。常にいつ叩き起こされてもすぐに起きますよっていう状態です。
これ・・・パソコンの寿命を縮めることになりますので、長時間使わないときは、必ずシャットダウンするようにしてください。
目安時間は1時間以上使わないのであればシャットダウンすることをお勧めします!
こまめにシャットダウン心がけましょうね!!
まとめ
今回は、パソコンの電源の入れ方、切り方法など、パソコンの基本的な操作について紹介しました。
パソコンの電源のオンオフは簡単な操作に見えますが、誤った知識のまま実行していると、パソコンに大きな負荷を与えかねません。
電源を切る際に電源ボタンから強制終了させていたり、電源を切らずに連続して長時間パソコンを使用するなどの動作は、パソコンに大きなトラブルを与える原因となります。
また、電源を切る操作をさまざまな方法で覚えていると その状況にあった方法で電源を切ることができます。 ぜひ、1つではなく複数のやり方を覚えておきましょう。
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