IT業界に向いている人ってどんな人?

こんにちは、縁紡ぐです!

『ITに向いている人ってどんな人?』と悩んでいませんか?

そんな方に向けて、今回は情報システム部門で働くIT人材ついて書いていきます。

あつし
本記事は以下のような人に少しでもお役に立ちたいと思って書きました!

・IT人材の状況について

・情報システムで働くことについて

・向いている人


この記事では、「情シスやIT人材の取り巻く状況と向いている人がどのようなひとかを知りたい人向けに」に紹介しますね!

今回大切なのは、「IT人材不足は深刻ってこと」。

あつしの経歴

  • 情報システム歴10年以上
  • 情シスマンに50人以上会う
  • SEさんに200人1人ぐらいしかいないレアな存在と言われる
目次

IT人材不足は深刻

『あなたの会社は、IT人材が豊富にそろっていますか?』という質問に、99%の企業は『いいえ』と答えるでしょう。

2020年に経済産業省から報告された、「IT人材需給に関する調査」で、2022年時点でのIT人材不足は、47万人…

ひとつの大きな市の人数に匹敵します。これが今後解消していくのではなく、2030年には78万人不足することが予想されています。

これが、どういうことを意味しているか考えてみてください。そしてこの調査は、コロナが本格化になり、リモートワークなどが定着した2022年以降の数字でないことも認識が必要です。

大手企業やシステム会社は人材確保をはじめている

ITの発展により海外企業が日本でサービスを販売したり、ITを使って人がやっていたことを機械やロボットが自動で行うことでの効率化、そして、紙からデータ化することで、マーケティングに利用していく時代が来ています。

リーマンショック直後の不景気な時は、IT人材を抱えるのではなく、外注かする流れがありました。ただ、2025年問題やITの発展に伴うIT人材不足が顕著になってきているため、大手は、IT人材の確保を本格的に始めています

あなたの会社には、ネットワークからシステムを担当している会社さんと、問題なく会話ができ進められる人材がいると言えますか?

IT人材が不足していない企業はないです。

ごろうは、転職サイトに登録してみたら、数十件以上のオファーがありました。条件もよく、コンシェルジュにも、IT人材は、引く手あまたですよ!と言われ、実際そういう状況です。

2000人いる企業でもIT人材不足は同じです

あつしが経験してきた会社でも、従業員数は約2000名いますが、IT人材として本当に役立つ人数は、あつし含めて、3名です…

情報システムとしては、5名いますが情シスマンとして活躍できるのは、私以外でいうと2名しかいません。

ひとりは、前向きさと、新しい物好きという才能、ひとりは、新卒でたまたまヒットしたっていう偶然の産物です。

あつしの勤めた会社には、元SEやWebデザイナー、元ITコンサルなどがいて、異動で情シスにきて働いている人もいますが、正直ども向いていません。その経験から、元SEやWebデザイナー、元ITコンサルが、情報システムで活躍できる逸材なら、他業種に転職することは、確率的に少ないのです。

もし、あなたが会社の未来のため人材を確保するために「元システムエンジニア」「元情シス」などの人を安易に雇うことをしない方がいいです。

それより、今までどんなプロジェクトや仕事を経験してきて、特に困難な場面でどのように切り抜けたのかや、どのようなチーム運営を考えたのかや、失敗したことを聞く方が、適性を判断しやすいと思います。

IT人材・情シスのスキルがない人に起きやすいこと

情報システムやIT人材は、スキル不足の人がなると問題が発生しやすくなります。これは、営業と一緒ですね。どれだけいい商品を取り扱っていても、営業担当の対応で商談が成立したりしなかったりします。

スキル不足だと起きることは、

STEP
システム会社が提案してくれている内容が分からない
STEP
システム会社さんが言っているから必要なんだとなる
STEP
うまくいかないことが出てきたらシステム会社の責任にする
STEP
システム会社は危険な会社と思う
STEP
システム会社は保険のため見積もりに上乗せする
STEP
システム会社からの見積もりが高くて新たな投資ができない
STEP
同業他社に後れをとる

こんな感じの流れになりますね。

でも、分からないことを分からない!って聞ける人は、問題をあまり起こさずに進められると思います。あつしは、最初、SEさんに聞いたり、分からない単語はすべてメモって調べていました。

以外かもしれませんが、大抵の会社さん(大手を含んで)含めて、この道を通ります。スキルがあったとしても、内部からのストレスと、お金を払っているんだからという、発注者側としての優越感から「システム会社はプロなんだからちゃんとして当たり前」という、気持ちがあるからです。

これは、とあるSEさんからごろうとSatoは、400~500人のなかで2人しかみたことないといった、レアな意識とプロジェクトをすすめる人だと言われました。

縁紡ぐは、システムは、ユーザー(主体)とエンジニア(職人)の共同作業・作品だと思ってプロジェクトに挑みます。だから、エンジニアさんのために動くことが、自分たちの作品の完成度に関わることをわかって行動します。

Saasのようなすでにあるサービスを導入するときも同じように考えています。そんな縁紡ぐが思う、情シスIT人材として向いている人を紹介しますね。

情シス・IT人材として向いている人

まずは、結論なんですが情シスで活躍できる人って、どこの部署でも活躍できる人です。逆に、どこかの部署で活躍しているから、必ず情シスに向いているかっていうとそれは、「?」がついてしまうことがあります。

次の条件を見ていくとわかると思います。

まずは、結論です。

情報システム・IT人材として向いている人
  • 論理的思考ができる人
  • 目的や存在する意味が理解できる人
  • 前向きに考えてあきらめない人
  • 例えば話ができる人
  • 社内調整、情報発信能力がある人
  • 計画実施管理ができる人
  • 心が安定している人
  • 睡眠を大切にできる人

いやー、めっちゃありますね!

しかもこれらがそろっている人は、違う部署にいても活躍している人だと思いません?そうなんですよね。だれしも簡単になれる可能性があるなら、IT人材不足が47万人も不足なんてしないんです。

論理的思考ができる人

論理的思考ができる人ってよく言ったりしますが、具体的にどんな人が論理的なのかを考えてみましょう。目の前に、書類の山が積んであります。

これをどのくらいの時間で、システムへの入力ができるかを尋ねます。

「うーん、このぐらいだと4時間ぐらいですね」

「まずは、枚数を数えないと近い数字はだせません。おおよそ500枚なら、1枚1分処理にかかるので、8時間ちょっとかかりますが、人なので、集中力の波があります。+2時間はして10時間ちょっとかかります。」

はい、日常生活で嫌われそうなBさんは、とても論理的に工数予想をしています。こういった考え方の根拠を積み上げれない人は、仕様の確認をしたときに、抜けや矛盾がぜんぜん発見することができませんし、テスト工数にどのくらい人員を割り当てなければならないかを正しく判断することができません。

経験上、工数はだいたい外れます。そして、ちゃんと積み上げていない方がかなり短く予想をしてしまいます。プロジェクトを炎上させる原因になりますので、論理的思考は、かなり大切な能力になります。

目的や存在意義が理解できる人

これは、どういった能力かというと、「請求書」の存在意義って分かりますか?ってことです。

  • 請求書は、縁紡ぐからお客様へ、仕事の対価としてお金を支払いをしてもらうためのお知らせ
  • お客様は、請求書の内容を確認して請求書に記載されているお金を口座へ振込をする

請求書を発行した立場も、請求書をもらった立場も両方から、請求書の存在意義をわかっている人であれば、請求書がどうなっていないといけないのか、変更時の影響範囲が想像できるのです。

これ、めっちゃ弱い人多いです。

目的や存在意義を理解していない人は、変化に弱く、仕様の決定なんて出来るはずがありません。そして、こういった人が、仕様を確認する立場になったらどうなるか、簡単に想像できますよね。

前向きに考えてあきらめない人

『前向きに考えてあきらめないこと』、これは、情シスではとーーーーーーても必要なスキルですね。特にシステム開発プロジェクトは、計画通りにいかないことが多いです。そこで、ネガティブな気持ちになっていては、だれもついてきてくれませんし、システム会社ともうまくいかないし、会社の利益にも貢献できないです。

あつしも、今まで受入テストしたら1週間で300以上の不具合が出て、1年半以上延期したのに、テストをしたらバグだらけで動かない…この危機をどのように乗り切るか、、、なんて大変な経験もしました。

ここで大切なのは、メンバーを前向きにさせ目的を共有化し、アイデアを募り、実施することです。

前向きさがなければ、すべてシステム会社の責任にしする発言をして、システム会社はあなたの会社が怖くて、今後の開発費用に、ものすごく工数を保険として上乗せされるんですよね

でも、こういう人はそのことに気づかないことが多いです。ってか、業者さんも気づかれないようにやりましね。忘れてはいけないです。ちゃーんとシステム会社は見積もりに加算しているんですよ。

たとえ話ができる人

システムや技術的なことを説明するときに、たとえ話を出来る人だと説明能力があるので、システム会社との認識相違も起こしにくいですし、社内の決裁権限者への説明についても伝わるように話せるので決裁が貰いやすくなるでしょう。

コミュニケーション能力って、明るいことや世間話ができることもひとつですが、情報システム部門、システムに関連する業務をするときには、言葉の定義や、擬人化して伝えること、and なのか or なのかをしっかり伝えられることが必要です。

社内調整、情報発信能力がある人

これは、本当に大切ですがあつしもこれには、本当に苦労したことがありました。実際、情報がちゃんと伝わっていない状況を分かりつつ放置したら、自分が鬱になるんじゃないかと思うぐらい、冷ややかな目 + 陰口を言われました😢

情報発信は、なんのためにシステムや業務の方法を変更するのかや、今後の予定などを伝えておくだけでも、まったく状況は変わります。今は、チャットやポータルなどがあるので、徹底的に利用しましょう!

情報は、未確定状況で伝えると情報がひとり歩きするからと言って、発信しないことを選択することが多いですが、ごろうは、情報発信しないメリットより、情報発信した方がメリットが圧倒的に高いと考えています。

そして、社内調整も情報発信能力もきちんと話せることが大切です。

これって情シスで働いたことない人からしたら、「えっ?情シスってパソコンが詳しければいいんでしょ?」というイメージと全く異なっているんじゃないでしょうか。

計画実施管理ができる人

これは、プロジェクトを推進するにあたって必要な能力ですね。計画実施管理ができることは、最低限リーダーとして必要な能力です。

メンバーが望んでいない、しんどいシステム更改や導入をしっかり目的までエスコートするための道筋をつける人が、計画管理できないようであれば、必ず問題プロジェクトに発展するでしょう。

情シスで活躍する人は、この計画実施管理能力が必要です。

心が安定している人

リーダーが、気持ちの波が激しい人だと、メンバーも開発会社も当然話を聞きにくい状況です。

コミュニケーションが円滑でなければ、当然、情報共有にも問題が出てきます。そうすると、社内では協力者も減り、いろんな人から直接ではなくても、不満が出てくるし言われることもあるでしょう。

それは、システム会社としても同じ状況になるでしょう。情シスは、かなり心が安定しているメンタルが強い人でなければ対応することはできません。

睡眠を大切にできる人

情シスは、仕事の波やストレスがかかる場面が多くあります。それを乗り切るためには、人間の基礎である睡眠を大切にできる人が向いています。

睡眠を大切にせずに、遅く帰ってからお酒を飲んで、ご飯食べてから、仕事だけの日にしたくないってことで、ちょっとテレビを見たりして、2時や3時に寝て、睡眠時間が4時間程度しかない日を続ける人は、必ず過渡期にメンタルがつぶれます。

私は、今まで過渡期に離脱人を何人も見てきています。睡眠を大切に考えて取れる人は、最後まで走り切れるメンタルを保てる可能性が高いので、情シスに向いていると言えます。

再結論

情報システム・IT人材として向いている人
  • 論理的思考ができる人
  • 目的や存在する意味が理解できる人
  • 前向きに考えてあきらめない人
  • 例えば話ができる人
  • 社内調整、情報発信能力がある人
  • 計画実施管理ができる人
  • 心が安定している人
  • 睡眠を大切にできる人

IT人材不足問題は、深刻化するか育てよう

IT人材不足は2030年には78万人も不足します。IT人材を確保することは、企業の発展するにあたり重要な経営課題となっていきます。

早くにIT人材を育成するためには、経験されている人に色々はなしを聞き、経験することです。模索して習得するより、教えてもらって習得する方が何倍も速く、ストレスもかなり軽減できます。

ITコンサルは、1か月数百万~数千万する場合もありそれだけの価値があります。

今後、需要と供給のバランスはより一層くずれるので、当然値上がりしていくでしょう。

今から、行動することが大切です。

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