VBAのコードをGitHubで管理する方法

こんにちは!大阪市を拠点に活動している『縁紡ぐ』の稲垣です。
SWELLを使ったホームページ制作や、Excel、ACCESS、RPAなどのシステム開発を行っています。
また、Excel、Word、Outlookの研修や、情報セキュリティ研修も行っています。身近なITの相談相手になりたいと思っています。
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VBAのコードをGitHubで管理する理由
VBAのコードをGitHubで管理する理由は、履歴管理を行うためです。Githubでは、複数人での開発もでき、コードの統合などの作業が簡単にできるというツールです。
VBAのコードを履歴管理する理由は、システムが複雑で大きいからです。複雑で大きいと、機能改修や、バグ修正による修正箇所も増えますので、

ちょっと前に戻したい。
どこを修正したかわからなくなった💦
なんてことが起きてしまうのです。



その問題を解決してくれるは、GitHubだよ!
必要なツール
それでは、今回VBAのコードをGitHubで管理するために必要ツールです。
- Git
- GitHub
- RubberDuckVBA
- Visual Studio Code
履歴管理するだけなら、Visual Studio Codeは、必須ではありません。変更箇所をわかりやすくするために使います。他のGitソフトでも構いません。
Gitのインストール
Git公式サイトからGitをダウンロードし、インストールします。
GitHubアカウントの作成
GitHubにアクセスし、アカウントを作成します。
Visual Studio Codeのインストール
Visual Studio Codeをダウンロードし、インストールします。
RubberDuckVBAのインストール


初期設定の流れ
VBAのコードをGitHubで管理できるようにしてきましょう!


これから実行すべきコマンドが表示されます






git init


指定したフォルダに『.git』というフォルダが作成される




出力先に、先ほど『.git』フォルダを作成したsrcフォルダを指定します。


ソースコードが出力されます




VSCの右下のエンコードをクリック


エンコード付きで再度開くをクリック


Shift_JISを選択


文字化けが解消


正しく処理できていれば、作成されたファイルすべてが変更対象となっています。




git add *


git commit -m 'first commit'




git push -u origin main


これで、GitHubへの登録が完了しました。


ファイルの一部を修正する
ファイルの一部を修正し、再度Rubberduckでコードをエクスポートします。そうすると、VSCでは変更した部分が分かるように表示されます。


ソースコードの取り込みと更新
ソースコードを取り込みする方法は、プロジェクトを右クリック➡Sync ProjectでUpdateは更新、Replaceは、ファイルの取り込みをしてくれます。


まとめ
今回は、VBAのソースコードをGitHubで履歴管理する方法をご紹介しました。小規模システムであれば、ファイルに名前を付けて履歴管理するだけでも可能ですが、中規模以上になるとGitHubで管理する方が、何かと便利になりますので、ぜひ、お試しください。






稲垣
- Excel、ACCESSでのシステム開発が得意
- ITスキルを共有し実践的に学びながら成長する人を見るのが幸せ
- 自家焙煎するほどのコーヒー好き
- 使用言語 VBA、Python、Javascript、Java、HTML、CSS etc.
- 保有資格 Kintoneアソシエイト、日商簿記検定2級、マンション管理士、管理業務主任者、情報セキュリティマネジメント、ExcelVBA etc.
- 業務フロー図の作成や業務時間分析を通して、効率化ポイントを探る人
- お客様にとって本当に良いことかを第一に考える人
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