VBA初心者向け!確認メッセージを表示して処理を分岐する方法
こんにちは!大阪市住之江区に拠点を置く会社『縁紡ぐ』の稲垣です。
当社は、Excel、ACCESS、RPAなどのシステム開発や既存ツールを使った業務効率化の提案、また、ITスキルアップのための教育に力を入れています。効率的なビジネス運営を目指している企業様、ITスキルの向上を図りたい企業や個人の方に、最適なご提案をさせていただきます。業務プロセスの改善とITスキルアップをサポートし、共に成長するパートナーでありたいと考えています。
今回は、VBA初心者の方向けに「確認メッセージを表示して処理を分岐させる方法」とその活用例をご紹介します
確認メッセージとは?
確認メッセージとは、ユーザーに対して「この操作を実行してもよいですか?」といった確認を促すメッセージボックスのことです。これにより、ユーザーが意図しない操作を防ぐことができます。
MsgBox関数の基本
VBAで確認メッセージを表示するには、MsgBox
関数を利用します。MsgBox
関数は、ユーザーにメッセージを表示し、その応答(Yes/Noなど)を取得するためのものです。
MsgBox(メッセージ, ボタンの種類, タイトル)
メッセージ: 表示するメッセージ(文字列)
ボタンの種類: 表示するボタンの種類(省略可)
タイトル: メッセージボックスのタイトル(省略可)
確認メッセージを表示するコード例
基本的な確認メッセージを表示するコードの例です。
Sub 確認メッセージを表示()
Dim ユーザーの応答 As VbMsgBoxResult
' メッセージボックスを表示する
ユーザーの応答 = MsgBox("この操作を実行しますか?", vbYesNo + vbQuestion, "確認")
' ユーザーの応答に応じて処理を分岐する
If ユーザーの応答 = vbYes Then
MsgBox "操作を実行します。", vbInformation, "情報"
' 実際の操作をここに記述する
ElseIf ユーザーの応答 = vbNo Then
MsgBox "操作をキャンセルしました。", vbInformation, "情報"
End If
End Sub
このコードでは、「この操作を実行しますか?」というメッセージボックスが表示され、ユーザーが「はい」を選択した場合は操作を実行し、「いいえ」を選択した場合は操作をキャンセルします。よく目にするパターンではないでしょうか。
実際の活用例
確認メッセージは、さまざまな場面で活用できます。例えば、重要なデータを削除する前に確認メッセージを表示することで、誤操作を防ぐことができます。やばーい!消してしまった😭ってことを防げます。
Sub データ削除の確認()
Dim ユーザーの応答 As VbMsgBoxResult
' 削除確認メッセージを表示
ユーザーの応答 = MsgBox("本当にデータを削除しますか?", vbYesNo + vbExclamation, "注意")
If ユーザーの応答 = vbYes Then
' データ削除の処理を実行
MsgBox "データを削除しました。", vbInformation, "情報"
Else
MsgBox "データ削除をキャンセルしました。", vbInformation, "情報"
End If
End Sub
まとめ
VBAで確認メッセージを表示する方法をご紹介しました。確認メッセージを適切に活用することで、ユーザーの誤操作を防ぎ、プログラムの安全性と変なデータが作成されること防止することができます。初心者の方も、ぜひこの方法を試してみてください。
これで、VBA初心者の方でも簡単に確認メッセージを表示させることができるようになりましたね。今後もVBAを使って、さまざまな便利なツールを作成してみましょう!
稲垣
- Excel、ACCESSでのシステム開発が得意
- ITスキルを共有し実践的に学びながら成長する人を見るのが幸せ
- 自家焙煎するほどのコーヒー好き
- 使用言語 VBA、Python、Javascript、Java、HTML、CSS etc.
- 保有資格 Kintoneアソシエイト、日商簿記検定2級、マンション管理士、管理業務主任者、情報セキュリティマネジメント、ExcelVBA etc.
- 業務フロー図の作成や業務時間分析を通して、効率化ポイントを探る人
- お客様にとって本当に良いことかを第一に考える人
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