VBAでNothing、Null、Emptyを判定する方法

こんにちは!大阪市を拠点に活動している『縁紡ぐ』の稲垣です。

SWELLを使ったホームページ制作や、Excel、ACCESS、RPAなどのシステム開発を行っています。
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VBAでNothing、Null、Emptyを判定する方法

VBA(Visual Basic for Applications)は、ExcelやAccessなどのMicrosoft製品でよく使われるプログラミング言語です。VBAの初心者にとって、NothingNullEmptyの違いを理解することは非常に重要です。この記事では、それぞれの判定方法と使用例を解説します。

Nothingとは?

Nothingは、オブジェクト変数が何も参照していない状態を示します。オブジェクトを初期化しない場合や、オブジェクトを解放した場合に使用されます。

Nothingの判定方法

Set ws = ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1")
If ws Is Nothing Then
    MsgBox "オブジェクトはNothingです"
End If

If Not ws Is Nothing Then
    MsgBox "オブジェクトはNothingではありません"
End If

判定は方法、『Is Nothing』です。

Nullとは?

Nullは、変数が値を持たないことを示します。値が未設定であることを示します。

Nullの判定方法

Dim value As Variant
value = Null ' ここでNullを設定
If IsNull(value) Then
    MsgBox "値はNullです。"
End If

If Not IsNull(value) Then
    MsgBox "値はNullではありません"
End If

Nullは、『IsNull』で判定ができます。

Emptyとは?

Emptyは、変数が初期化されていない状態を示します。

Emptyの判定方法

Dim arr As Variant
If IsEmpty(arr) Then
    MsgBox "変数はEmptyです。"
End If

If Not IsEmpty(arr) Then
    MsgBox "変数はEmptyではありません"
End If

Emptyの判定は、『IsEmpty』で判定ができます。

まとめ

VBAを中級ぐらいになってくると、NullやEmpty、Nothingの判定が必要な場面がでてきます。VBAで、業務改善を行い本来の業務に専念できるようになることを縁紡ぐは応援しています。

記事を書いた人

稲垣

  • Excel、ACCESSでのシステム開発が得意
  • ITスキルを共有し実践的に学びながら成長する人を見るのが幸せ
  • 自家焙煎するほどのコーヒー好き
  • 使用言語 VBA、Python、Javascript、Java、HTML、CSS etc.
  • 保有資格 Kintoneアソシエイト、日商簿記検定2級、マンション管理士、管理業務主任者、情報セキュリティマネジメント、ExcelVBA etc.
  • 業務フロー図の作成や業務時間分析を通して、効率化ポイントを探る人
  • お客様にとって本当に良いことかを第一に考える人
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