【VBA】ユーザーフォームのオプションボタン使い方

こんにちは!大阪市を拠点に活動している『縁紡ぐ』の稲垣です。

SWELLを使ったホームページ制作や、Excel、ACCESS、RPAなどのシステム開発を行っています。
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目次

【VBA】ユーザーフォームのオプションボタン使い方

オプションボタンとは、Webシステムなどではラジオボタンっていいますよね。これは、複数項目の中からひとつだけを選択する際に使う部品です。

オプションボタンの設置

ツールボックスの中にオプションボタンがあります。

配置するとこんな感じになります。

動作を確認する

どれかひとつだけが選択状態になる

初期表示時に選択状態にする方法

オプションボタンをただ配置しただけの状態だと、初期表示は下のようにどれも選択されていない状態になっています。

これを初期表示時にどれかを選択状態にする方法は

『表示➡プロパティウインドウ➡Value』をTrueに変更

変更してから、フォームを起動すると、選択状態で起動することができます。

同一グループのオプションボタン複数にValueの値をTrueにはできません。

複数のオプションボタンのグループを配置したい時

単純にオプションボタンを追加すると、Q1とQ2のオプションボタンすべてのうち、ひとつしか選択できません。

画像のように、複数の項目でオプションボタンを配置したい場合に、どうすればよいかご紹介します。

オプションにGroupNameを設定

まずは、ひとつのグループとして扱いたいオプションボタンを選択状態にしてください。プロパティウインドウに、GroupNameという項目があるので、設定をします。

右上のフォームデザインで、オプションボタンを選択し、左下のGroupNameを設定します

こうすると、Q毎に選択できるようになります。

オプションボタンがどれが選択されたかを取得する方法

では、VBAで処理するときに、どのオプションボタンが選択されていたかを取得するコードをご紹介します。

Private Sub CommandButton1_Click()
    If Me.OptionButton1.Value Then
        MsgBox "オプション1が選択されています。"
    ElseIf Me.OptionButton2.Value Then
        MsgBox "オプション2が選択されています。"
    ElseIf Me.OptionButton3.Value Then
        MsgBox "オプション3が選択されています。"
    Else
        MsgBox "オプションが選択されていません。"
    End If
End Sub

ValueがTrueかFalseで判断できます

まとめ

オプションボタンの配置とグループの設定、選択したオプションボタンがどれかを取得する方法をご紹介しました。

小さな業務改善の積み重ねが、大きな改善に結びつきます。VBAは、他の開発言語に比べて環境設定が少ない分、安価で実行しやすいです。ぜひ、お試しください。ご不明な点や、支援が必要な場合は、お問い合わせページからご連絡ください。

記事を書いた人

稲垣

  • Excel、ACCESSでのシステム開発が得意
  • ITスキルを共有し実践的に学びながら成長する人を見るのが幸せ
  • 自家焙煎するほどのコーヒー好き
  • 使用言語 VBA、Python、Javascript、Java、HTML、CSS etc.
  • 保有資格 Kintoneアソシエイト、日商簿記検定2級、マンション管理士、管理業務主任者、情報セキュリティマネジメント、ExcelVBA etc.
  • 業務フロー図の作成や業務時間分析を通して、効率化ポイントを探る人
  • お客様にとって本当に良いことかを第一に考える人
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