Excel VBAで簡単に罫線を操作する方法【初心者向け】

こんにちは!大阪市を拠点に活動している『縁紡ぐ』の稲垣です。
SWELLを使ったホームページ制作や、Excel、ACCESS、RPAなどのシステム開発を行っています。
また、Excel、Word、Outlookの研修や、情報セキュリティ研修も行っています。身近なITの相談相手になりたいと思っています。
お気軽にお問い合わせください。
目次
Excel VBAで簡単に罫線を操作する方法【初心者向け】
Excelでの罫線の操作は、資料を見やすくするために非常に重要です。しかし、手作業で行うと時間がかかります。そこで、VBAを使って効率的に罫線を操作する方法を学びましょう。本記事では、具体的なコード例を基に、初心者でもわかりやすく解説します。
罫線を引く方法
まずは、罫線を引く方法です。
Sub AddBorders()
Dim ws As Worksheet
Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
ws.Range("A1:B10").Borders.LineStyle = xlContinuous
End Sub
このコードを実行すると、「Sheet1」のA1からB10の範囲に連続した罫線が引かれます。

罫線を消す方法
Sub RemoveBorders()
Dim ws As Worksheet
Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
ws.Range("A1:B10").Borders.LineStyle = xlNone
End Sub
このコードを使うと、指定した範囲の罫線が消えます。

罫線のスタイルを変更する方法
罫線のスタイルを変更することも可能です。以下のコードで、異なるスタイルを適用できます。
Sub ChangeBordersStyle()
' ワークシートのオブジェクトを定義
Dim ws As Worksheet
Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
' A1からB10の範囲の罫線を消す
ws.Range("A1:B10").Borders.LineStyle = xlNone
' A1からB10の範囲の罫線スタイルを変更
With ws.Range("A1:B10").Borders
.LineStyle = xlDash ' 点線に設定
.Weight = xlThin ' 太さを細く設定
.ColorIndex = 3 ' 色を赤に設定(ColorIndex 3は赤)
End With
End Sub

罫線を変更するときには、一度、罫線を消してから実行する方が、元の設定の影響を受けにくいのでオススメです
VBAを使った自動化のメリット
今回は、罫線に関することを記事にしました。資料作りには必ずといっていいほど罫線は大切なものです。VBAを使ってぜひ、自動化、効率化してくださいね。VBAを使うことで、人のミスによる修正時間も削減できますので、業務効率化に役に立ちます。
ご相談は、お問い合わせページからお気軽にご連絡ください。
記事を書いた人

稲垣
- Excel、ACCESSでのシステム開発が得意
- ITスキルを共有し実践的に学びながら成長する人を見るのが幸せ
- 自家焙煎するほどのコーヒー好き
- 使用言語 VBA、Python、Javascript、Java、HTML、CSS etc.
- 保有資格 Kintoneアソシエイト、日商簿記検定2級、マンション管理士、管理業務主任者、情報セキュリティマネジメント、ExcelVBA etc.
- 業務フロー図の作成や業務時間分析を通して、効率化ポイントを探る人
- お客様にとって本当に良いことかを第一に考える人
コメント